39歳で不妊治療を始めました。
採卵が終わって「さぁ移植だ!」というタイミングで急に方針転換し、子宮筋腫を取ることにしました。
「なぜ急に、筋腫を取る」方針に変えたのか、私が悩んで決めた経緯を書きました。
方針を転換するか悩んだ理由
筋腫による弊害と、手術のデメリット
私には子宮筋腫があり、クリニックの先生に以下のように言われていました。
この中でも特に「早産は避けたい」と思っていました。
しかし、どんな筋腫だと影響が出るかの判断は難しくて、「同じ筋腫でも医師で見解が異なることがある」んだそうです。
私の筋腫も、必ず害があるとは限らないんです。
取らなくても大丈夫かもしれない…。
![ちなのアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2020/08/cropped-s512_f_object_105_0.png)
いやいや、害がある可能性があるなら、取っちゃえば?
そう簡単にも決められなかった理由は、子宮筋腫を取るのにもデメリットがあるからです。
年齢とともに妊娠率はどんどん下がっていきます。アラフォーなので、一刻も早く移植したい…。
手術までどのくらい待つかは、病院の混み具合や、それまでに必要な準備次第…つまり病院次第です。
さらに、手術後は母体を回復させなければならないので、すぐに妊娠することはできません。
クリニックの先生が言うには、手術まで3ヶ月、術後6ヶ月、合計9か月は不妊治療をストップする必要があるかもしれない、とのことでした。
(実際は手術まで1ヶ月半でできました。術後は経過次第ですが、3ヶ月となりそうです。)
![ちなのアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2020/08/cropped-s512_f_object_105_0.png)
若い人は良いけど、アラフォーには1ヶ月すらも時間が惜しい・・・
とにかく悩む…。
すごく悩んだのですが、さきほども書いたように、一番のリスクは早産だと私は思っています。
![ちなのアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2020/08/cropped-s512_f_object_105_0.png)
赤ちゃんを授かれたとしても、早産で障害などが残ってしまったら後悔するかもしれない…。
![ちなのアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2020/08/cropped-s512_f_object_105_0.png)
かといって、あまりにも手術までに時間がかかってしまうと、年齢的に妊娠できなくなるかもしれない。
今、どのくらいの期間で手術が行えるのか、手術を行っている先生に話を聞いてみようと思いました。
信頼できる先生の意見を聞く
手術を行っている先生に話を聞くために、手術ができるような大きな病院への紹介状を貰うことにしました。
1件目の信頼できない病院
一言で言うと、無駄足でした。
ここは以前、貧血で診察してもらい子宮筋腫を発見してもらった病院でした。
系列に手術ができる病院があるので、電話で紹介状がほしい旨を伝えておきました。
![ちなのアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2020/08/cropped-s512_f_object_105_0.png)
系列の〇〇病院に紹介していただきたいです
![のアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2021/07/uketuke.png)
何時に予約をお取りしましょうか?
![ちなのアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2020/08/cropped-s512_f_object_105_0.png)
9時が良いです。
![のアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2021/07/uketuke.png)
あっ!他の患者さんがいると、紹介状を書いてもらうのに時間がかかります。
![のアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2021/07/uketuke.png)
12時の診察なら、最後の診察なので待たせずに渡せます。
![ちなのアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2020/08/cropped-s512_f_object_105_0.png)
うーん…ではなんとか、12時に行きます。
ということで、12時に診察に行きました。
この病院では手術ができないことはわかっていたので、紹介状が欲しい旨を伝えます。
![のアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2021/07/joi-e1626772115404.png)
子宮の外側にあるので、妊娠には影響ないと思いますけどねぇ。
ぶっきらぼうに言われました。
「子宮の外側」の意味もよくわからなかったのですが、質問する気になれませんでした。
前の診察から半年以上経っていたのですが、エコーで筋腫を見ることはなく…
前回の画像から「妊娠には影響ない」という見解です。
![のアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2021/07/joi-e1626772115404.png)
それでも、不妊治療の先生がおっしゃるなら…
![のアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2021/07/joi-e1626772115404.png)
第二病院の〇〇先生が手術をしているので、第二病院に行ってみて下さい。系列なので紹介状は不要です。
![ちなのアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2020/08/cropped-s512_f_object_105_0.png)
(えっ、都合付けて12時に来たのに…)
紹介状、要らないんですか?
![のアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2021/07/joi-e1626772115404.png)
要りませんよ。
会計を払った後、ロビーから第二病院に電話してみました。
![ちなのアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2020/08/cropped-s512_f_object_105_0.png)
〇〇先生の予約を取りたいのですが…
![のアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2021/07/uketuke.png)
〇〇先生の場合は、絶対に紹介状が必要です。系列からでも必要です。
![ちなのアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2020/08/cropped-s512_f_object_105_0.png)
ふぁっ!?
最後の診察だったので、既に先生は帰っていて、どういうことか聞けませんでした。
先生の患者への扱いも悪いし、病院内の連携も悪いしで、信頼できる気がしません。
もう、別の病院にしよう、と思いました。
2件目の信頼できる病院
この病院で、主治医で手術の執刀をし下さる先生と出会います。
近所にある小さな婦人科の病院でした。
看護師さんと問診表を見ながらお話したのですが、本日の先生は大きな病院から来ていて手術も詳しい先生とのこと。
それなら「筋腫を取った方が良いか」を相談したいと伝えました。
![のアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2021/07/uketuke.png)
相談という事ですと、お金がかかってしまいますが大丈夫ですか?
そうなんですよね。セカンドオピニオンなどの相談だと保険適用外です。しかし悩んでいるので、ぜひ相談したいと思いました。
先生に内診していただいた後、子宮筋腫について先生の見解を教えてくれました。
![のアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2021/07/isya-e1626834345166.png)
私の見解ですが、この筋腫は取った方が良いと思います。
子宮筋腫に押されて、赤ちゃんの部屋となる場所が曲がってしまっているとのこと。
エコーの写真を見せてくれ、わかりにくいでしょうからと絵を書いて教えてくれました。
![](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2021/07/20210526_122706187-576x1024.jpg)
![ちなのアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2020/08/cropped-s512_f_object_105_0.png)
わかりやすい!!!
絵を書いて、どうにか患者に伝えよう…という気持ちがすごく伝わってきて、この先生なら信頼できるなと思いました。
真ん中の細い部分が赤ちゃんの部屋だそうですが、私もこんな子宮では赤ちゃんは居づらそうだなと感じました。
![のアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2021/07/isya-e1626834345166.png)
あくまで私の見解です。実際は妊娠してみないとわからないのですが…。
取った方が安心だと思います。
妊娠しにくいだけでなく、流産や早産の可能性、また妊娠中に痛くなってしまう可能性など、不妊治療の先生にも教わった話を丁寧に説明してくれました。
![ちなのアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2020/08/cropped-s512_f_object_105_0.png)
手術までどのくらいの月数がかかるのでしょうか?
![のアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2021/07/isya-e1626834345166.png)
手術まで2ヶ月くらいです。
手術後は3か月間は、妊娠することができなくなります。
不妊治療クリニックの先生に、9か月かかることもあると聞いていたのですが、順調なら5ヶ月ですみそうです。
この場で、手術をすることを決めました。
![のアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2021/07/isya-e1626834345166.png)
行きたい病院が決まっていれば紹介状を書きますし、
〇〇病院で良ければ、私がこのまま担当することもできます。
先生の病院は遠くて少し迷いましたが、このまま先生にお願いすることにしました。
![ちなのアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2020/08/cropped-s512_f_object_105_0.png)
ぜひお願いします。
この病院から、先生の病院に紹介状を書いてくれ、さらに診察日の予約まで取ってもらいました。
とても連携がスムーズで、助かりました。
まとめ
主治医に出会い、その場で手術を即決しました。
筋腫による早産のリスクが無くなったので、これで安心して妊娠することができます。
妊娠できるかどうかはわかりませんが、不安材料が減ってスッキリしました。
治療について、先生によって考え方が違ったりもしますし、患者も決断に迷うことが出てくると思います。
私は子宮筋腫を取ることに決めましたが、悩んだ上の結論なので後悔は全くありません。
![ちなのアイコン画像](https://tinapedia.com/wp-content/uploads/2020/08/cropped-s512_f_object_105_0.png)
正解は誰にもわからないけどね。
お金は多少かかりましたが、複数の病院に行ってみて良かったです。
悩んでる場合は複数の先生のお話を聞くのも、決断の助けになると思います。
今後は、手術のレポートを書いていきたいと思います。