腹腔鏡による子宮筋腫を切除する手術のレポートです。
ついに入院です。
5日間の入院のうち、今回は1日目の手術前日をレポートします。
スケジュール
入院1日目のスケジュールはこのような感じでした。
時刻 | |
---|---|
13:30 | 入院受付 |
13:35 | お茶スペースの説明 身長体重測定 病室へ移動 |
13:50 | 麻酔科の先生が来る 採血、血圧測定 |
14:15 | スケジュールの説明 下剤を飲む |
14:30 | 1階でCTを撮る |
15:10 | シャワー |
17:15 | 先生が様子を見に来る |
18:25 | 夕食 |
21:00 | 消灯 |
入院受付
入院は2021年7月、この当時は「コロナ禍」のため付き添いは禁止です。
荷物を一人で持っていかなければならないので、スーツケースで行きました。
入院時間は13時30分ですが、10分前までに受付をすることになっていました。
この時期は入院が多かったらしく、入院受付は少し混んでいましたね…。
「限度額適用認定証」はコピーを取って、その場で返却されました。期限内ならまた使えるみたいです。
書類については、全てまとめてクリアファイルに入れていました。
「ファイルごと見せてもらって良いですか?」と言われたのでお渡しすると、受付で必要な書類を抜き出して取ってくれました。
この場で、私は個室になっていることを告げられました。
大部屋希望でしたので、差額代は不要です。
おおおぉおおお!
これ、ほんとに嬉しかったです。
「差額代不要」であることを、最初に教えてくれたのも助かりました。
そうでなければ、入院中に不安になっていたと思います。
受付が完了したのが入院時刻の5分前だったので、5分間この場で待って、一人で入院病棟までエレベーターで上がるように言われました。
入院病棟に到着
入院病棟には、自動ドアのようなものがあります。しかし、ドアの前に立っても開きません。
このドアは、インターフォンを押して中から開けてもらうか、ナースステーションでカードを借りて、スキャナにかざすことで出入りすることができます。
この日は、看護師さんが気付いて、内側から開けてくれました。
ついに入院病棟に踏み入れる
まずは名前の確認です。次にドアの近くに置いてある身長体重計で、測定を行いました。
病棟内にある、お茶スペースで座って待つように言われました。
このスペースには、テーブルと椅子の他に、自動販売機、水・お湯・お茶が出るポット、電子レンジがありました。
ここでは、お茶は自由に飲めますが、コップは自分で用意する必要があるとのこと。
入口のロックのことや、このスペースについてなど、事務の方から説明を受けました。
病室に到着
事務の方に、病室まで連れてきていただきました。
写真ではうまく伝わらないのですが、とても広いです。
ホームページで見る限り、恐らく1日33,000円の部屋だと思います。
広すぎる…!!!
逆から見ると、このようになっています。
シャワーが付いていますが、私の場合は元が大部屋なので使用不可でした。同じフロアにある、共用のシャワーを使用します。
入口近くに洗面所があり、ドライヤーが備えてありました。
写真に写っていませんが、洗面所の向かい側には、トイレがあります。トイレは使用してOKでした。
冷蔵庫の上に、貴重品保管庫があります。
冷蔵庫は、500mlのペットボトルが9本くらい入りそうな感じです。実際に試してませんが…多分そのくらい入ると思います。
麻酔科医の先生が来る
病室で荷物を整理していると、看護師さんがいらっしゃいました。
採血しますね~。
病室に着いて早々、採血です!
では採血…というところで、もう一人先生が入ってきました。
麻酔科医でーす。あ、ごめん、先に説明良いかな?
どうぞ。
色黒の元気そうな麻酔科の先生が現れました。
といいつつ、説明は前にもらった冊子に、十分書いてあるそうで…。
私としては、冊子は読んできているし、重複するのも面倒なので、あっさりでOKです。
何か質問や心配なことはありますか?
やっぱり、術後の吐き気が心配です…。
そうですよね…。吐き気止めは点滴に入っていますが、それでも体質によっては吐き気が出ることもあります。
こればっかりは、術後になってみないとわからないので、吐き気が出ないように祈ります。
もし吐き気が出て辛い場合は、ナースコールで訴えて対応していただきます。
麻酔科医の先生が退出後、ベッドに横たわって採血と血圧の測定をしました。
次は、別の看護師さんが、スケジュールの説明に来るとのことです。
病室には色んな人が、入れ替わりで頻繁に現れるよ。
「エアコンの点検?」の業者さんや、夕方にはパジャマを持ってきてくれた人も来たよ。
スケジュールの説明
14時15分頃、先ほどとは別の看護師さんがきました。
担当看護師の〇〇です。
まずは、手術や麻酔の同意書をお渡ししました。
その後、スケジュール表を見ながら、スケジュールを説明してもらいました。
大事なのは食事制限の時間ですね…。
食事は、表では夕食後からNGとなっていますが、本日の24時まではOKだそうです。
水は、明日の7時以降は飲めなくなります。
スケジュールの説明が終わると、下剤を渡されました。
液体みたいなものを覚悟していたのですが、小さな錠剤で、飲みやすかったです。
即効性があるものではなく、トイレに駆け込むということはありませんでした。
CTとは…!?
このあと、1回の放射線科でCTを受けに行ってもらいます。
えっ!?CT!???
予定表に無い、突然のCTです。
CTがどんなものかわからなくて、ものすごくビビりました。
この時は「なぜ?」と気にする余裕もなかったです。
MRIが苦手なので、「同じように閉所で動けないものだとどうしよう…」と、すごく恐怖感がありました。
あらかじめ、入院の様子をいろんな方のブログを読んで予習していたのですが、CTを受けたなんて話を聞いたことがありません。
CTって…どのような…?
2、3分で終わりますから。
えっ…
CTを受けに行く
CTってどんなものかをじっくり調べる間もなく、すぐにCTに呼ばれました。
とりあえず円盤の中に入ることだけしか、調べられませんでした。
戻る時にドアを開けるために、ドアのカードをもらって、1階に行きます。
また1階か…。入院って、思った以上に忙しいね。
緊張しながら訪れると、CTの部屋にはベッドと円盤がありました。
MRIと違って筒の中に入るのではなく、薄い円盤です。
検査着に着替えて、ベッドに横たわって下さい。
CTを開始すると、胸からお腹あたりが円盤の中に入っているような状態まで、ベッドが勝手に動きました。
頭と足は、円盤から出ています。
体感では1~2分くらいで終わりました。
おへその掃除
無事にCTを撮って病室に戻った後は、先ほどの看護師さんが「おへその掃除」をしにきました。
腹腔鏡手術でおへそに穴をあけるので、清潔にしておく必要があります。
ベッドに寝ていたのでよく見えなかったのですが、綿棒でオイルのようなものを使って掃除してくれたと思います。
けっこう強めにグリグリされます。
うっ…。
ちょっと恥ずかしいのですが、それ以上にお腹への刺激で「うっ…」となります。
痛いというかなんというか、まぁ少ししんどかったです。
シャワーを浴びる
おへその掃除の後は、看護師さんがフロアにある浴室の場所まで案内してくれて、予約の仕方を教えてくれました。
浴室は1人30分間使うことができます。
シャワー室のドアに予約票がかかっていて、好きな時間に部屋番号を記入する方式でした。
あれ、もうけっこう埋まってますね!今、取っちゃいましょう。
空いてる中で一番遅い時間は、もうすぐの時間でした。
看護師さんとお別れして、部屋に戻ってシャワーに使うものを準備して、浴室に戻ります。
やっとのんびり
シャワーまでは忙しかったですが、シャワー後からは、時間に余裕がありました。
荷物を整理したり、のんびりしていました。
17時15分頃、外来診察が終わった先生が、病室に来てくれました。
鞄を持っていたので、外来から直行してくれたんだと思います。
体調に問題が無いか、聞かれました。
まだ血液やCTの検査結果を見ていないのですが、元気そうですね!
先生に聞いてわかったのですが、CTの検査は、新型コロナで肺炎になっていないかどうかを診るものだったそうです。
どうりで、今まで参考にした情報で、CTについて触れられていない訳です。
先生が来てくれると、ちょっとホッとするなぁ…。
夕食
先生が来た後も、誰も来なくて、ひたすらのんびりです。
18時25分頃、夕食を運んできてくれました。
箸が付いていない病院もあると聞いたことがありますが、今回の入院では付いていました。
この日の夕食のように、汁物がないパターンも多かったですが、毎食、お茶は用意されていました。
明日の朝から当分食べられなくなるので、売店で買っておいたどら焼きをデザートに食べてフィニッシュです。
就寝…眠れない
個室だからなのか、看護師さんが消灯しにくるようなことはありませんでした。
ご飯を下げに来てくれた方の後は、誰も来ませんでした。
見回りもなく、自由な時間に寝れそうです。
一応、21時が消灯時間なので、その時間に電気を消して布団に入りました。
全く寝つけない…!!
布団が暑くて、全然眠れませんでした。
室温は自由に下げられるのですが、明日手術なので、すごく下げるのもなぁ…と躊躇してしまいました。
布団の代わりにバスタオルをかけてみたりもしたのですが、小さすぎてしっくりこず、やっぱり眠れません。
まぁ明日の手術後の、ツラい夜に寝られる方が良いから、少し寝不足な方が良いかな。
結局、朝の3時過ぎくらいまで、寝付けませんでした。