会計ソフトを導入したいけど「やよいの青色申告オンライン」と「クラウド会計freee」はどっちが良いのか?
そう悩んでいる個人事業主の方も多いと思います。
両方の会計ソフトを実際に試して比較してみたいと思います。
値段の比較
「やよいの青色申告オンライン」と「クラウド会計freee」の年額の値段です。
どちらも税抜きの価格です。
プラン1 | プラン2 | プラン3 | |
---|---|---|---|
やよい | セルフ (初年度) 無料 (翌年以降) 8,800円 | ベーシック (初年度) 6,600円 (翌年以降) 13,200円 | トータル (初年度) 11,000円 (翌年以降) 22,000円 |
freee | スターター 12,936円 | スタンダード 26,136円 | プレミアム 43,780円 |
「やよいの青色申告オンライン」の方が値段は安いです。
ホーム画面の比較
「やよいの青色申告オンライン」と「クラウド会計freee」のホーム画面の比較です。
やよいの青色申告オンラインの画面です。左側にメニューがあります。
freeeの画面です。上側にメニューがあります。
ホーム画面については、どちらも使いやすいと思います。
取引の入力画面
やよいの青色申告オンラインの画面はこちらです。縦一列に項目が並んでいます。
勘定科目のプルダウンを押したときの画面です。
freeeの入力画面はこちらです。横並びで項目が並んでいます。
勘定科目にマウスカーソルを当てるとプルダウンが出てきます。
入力画面については、どちらも入力しやすいと思います。
スマホアプリ
「やよいの青色申告オンライン」にも、「freee」にもスマホアプリが存在します。
やよいの青色申告オンラインは2種類のスマホアプリがあります。
「弥生 申告」アプリ、「弥生 レシート取込」アプリです。
「freee」のスマホアプリは1種類です。
どちらもアプリから収支の入力をすることができますが、「freee」の方がアプリでできることが多いです。
①アプリからの「レシート取込」について
レシート取込に関しては、freeeの方が使いやすいです。
やよいの青色申告オンラインは、レシートを登録しても、そのまま取引には反映されません。
あとでパソコン側で、取り込まれたレシートの情報と画像を確認して、正式に登録する必要があります。
その点、freeeの「レシート撮影」は、レシート登録がそのまま支出として反映されます。
レシート取込機能は、freeeとやよいでは考え方が違うんだね。
やよいはレシートを、証拠やメモのように保管するのに使うんだ。
画像から読み取れた部分は文字として保管してくれるよ。
後からパソコンでまとめて登録するのに便利なんだね。
freeeの方は、スマホから入力するときの補助として使うんだね。
写真の画像から、日付や費目を自動的に取得して、スマホからの登録を楽にしてくれるよ。
複数人での事業のための経理には、「やよいの青色申告オンライン」が便利です。
経理以外の人が、写真を撮ってアップロードすることで、あとで経理の人の入力が楽になります。
個人事業主の場合は、「freee」の方が便利だと思います。
「やよいの青色申告オンライン」だと、スマホで写真を撮っても、結局はパソコンでの処理が必要なので、個人事業主にとっては2度手間だからです。
②アプリからの「確定申告」について
「freee」のスマホアプリから確定申告の書類を作成することも可能です。
作成した確定申告書はPDFとして保存されるので、プリンターや、コンビニのネットプリントなどから印刷することができます。
確定申告を使うときはたいていパソコンを使用すると思うので、「スマホアプリからの確定申告」機能は、会計ソフト選択の判断材料にはなりにくいかと思います。
逆にいうと、確定申告時にパソコンが使用できないのなら、迷わずfreeeを選んでください。
サポート
サポートに関しては、やよいとfreeeでは大きく異なります。
違いを以下にまとめます。
やよいの青色申告オンライン
一番の特徴は、一番値段の安い「セルフプラン」ではサポートは利用できないことです。
ベーシックプランとトータルプランで、電話・メール・チャットサポートが利用できます。
ベーシックプランのサポート内容は、操作の質問です。
トータルプランのサポート内容は、業務相談もOKです。
業務相談というのは、仕訳の方法や帳簿の管理方法など、一般的な経理業務に関する質問に答える、というものです。
もし仕訳で困ったら、トータルプランなら質問できるね。
freee
freeeでは、全てのプランでサポートが利用できます。
内容は「freeeの使い方から日々の会計・経理業務のお悩みまで」となっています。
スタータープランで、チャット・メールサポートが利用できます。
スタンダードプランで、チャット・メールサポートに加え、チャットサポート優先対応があります。
プレミアムプランでは、チャット・メール・電話サポートと税務調査サポート補償が利用できます。
「税務調査サポート保障」というのは、税務調査の対象になってしまった場合、無料で税理士を紹介し、税理士の立会い費用を補償するというものです。
もし仕訳で困っても、全プランで質問できるってこと!?
サポートに関しては、freeeの方が手厚いように感じます。
まとめ
値段の安さで考えると、「やよいの青色申告オンライン」が安いです。
1年間無料なので、試してみて合わないならやめることができます。この際に違約金などはありません。
スマホやタブレットしか持っていないのなら、スマホで確定申告まで可能な「freee」一択です。
自分一人では不安、サポートを受けたいという人は「freee」か、ベーシックプラン以上の「やよいの青色申告オンライン」です。
「やよいの青色申告オンライン」はセルフプランではサポートが受けられません。
どちらもお試しが可能なので、試してみて下さいね。